建設アスベスト被害の実態、建設現場でのアスベストばく露、解決の方向を示した「私たちの要求」など、15分の映像でコンパクトにまとめています。
ぜひご覧ください。
ダイジェスト
石綿肺で亡くなった島田さん・尾崎さんの生前の様子。
首都圏建設アスベスト訴訟の概要
2008年5月11日 東京地裁提訴
2008年6月30日 横浜地裁提訴
現在、横浜・東京とも東京高裁で審理が進められている
原告:建設作業に従事しアスベスト疾患にり患した381人
(東京・埼玉・千葉 306人 神奈川 75人)
※提訴後、次々と原告が亡くなり、遺族原告が6割を超えた
被告:国と石綿建材製造企業43社
(クボタ、ニチアス、エーアンドエーマテリアル、太平洋セメント、住友大阪セメント、積水化学工業、LIXIL、三菱マテリアル建材など)
最近の判決はアスベスト被害救済の流れに
2012年3月 大阪地裁 泉南アスベスト第2陣 原告勝訴
2012年8月 神戸地裁 原告勝訴 アスベスト公害でクボタに加害責任
2012年12月 東京地裁判決 国に勝訴 メーカーの賠償責任を免罪
2013年12月 大阪高裁 泉南アスベスト第2陣 原告勝訴
建設現場でのアスベスト飛散とばく露の実態。
中皮腫・肺がん・石綿肺などアスベスト疾患の概要。
アスベスト建材の使用実態やアスベスト輸入量の推移、国の規制の遅れ。
安西医師「医師にによっては、アスベストと肺がんの関連を認めない(ので救済されていない)」
中皮腫にり患した吉田さん「腸が煮えくり返ってものが言えない」「裁判官にはもっと判断力を、考えてやってもらいたい」
神奈川弁護団・西村団長「東京高裁で高いレベルの勝利を勝ち取り救済制度創設を」
私たちの要求
1、「石綿の健康被害の救済に関する法律」を、すべてのアスベスト被害者を対象とし、十分な救済・補償が受けられるよう抜本改正すること。
2、「被害者補償基金」制度を、被害を生んだ責任のある国・石綿含有建材製造企業が拠出して設立すること。
3、建設現場従事者と近隣住民のばく露防止策を徹底すること。
4、アスベスト疾患の医療体制と治療方法、アスベスト除去対策など総合的なアスベスト対策を行うこと。
神奈川原告団・平田団長「みなさんのご支援をお願いします。私たちも最後まで頑張ることを誓います」